XEBEC裏バリカッター&パス  使用方法

装着可能な装置

XYZ3軸同時制御ができるマシニングセンタXZY3軸およびXZC3軸同時制御*ができる複合旋盤
ご使用いただけます。

*使用するには極座標補間が必要です。

XEBEC裏バリカッター&パス



パス生成可能な穴形状

 平面はもちろん、これまで対応できなかった、カッター挿入穴と交差穴の穴径比が1:1の穴
 偏心穴斜め交差穴破れ交差穴の裏バリ取り自動化が実現可能に。

  • 直交交差穴・・・カッター挿入穴径がφ1mm以上で、カッター挿入穴径:交差穴径が1: 1 まで対応可能*1
  • 偏心交差穴・・・カッター挿入穴径がφ1mm以上で、交差穴に対して破れ穴にならない偏心量まで対応可能*2

     *1. 外径との交差でカッター挿入穴径が大きい場合、不可の可能性有り。
     *2. 外径との交差で偏心量が大きい場合、不可の可能性有り。

パスの作成が可能かどうかは、「XEBEC裏バリカッター用パス 生成可否確認シート」のフォームで
ジーベックが確認し、ご連絡いたします。
シートの入手、および注文方法とシートの記入方法は
こちらをご確認ください。


パスのインストールマニュアル

パスはジーベックテクノロジーが作成し、CDで納品いたします。
 そのため、お客様はパスのインストールと、カッターのスタートポイント設定、
 加工条件の設定をしていただくだけで、プログラミングは不要です。



ご使用にあたって

  • 穴の加工誤差を極力小さくしてご使用ください。
  • 本カッターはNC加工機専用工具です。手作業で使用しないでください。

セッティング時の注意

1 誤ったサイズのカッターで加工すると、製品、治具、機械が破損する恐れがありますので、
  使用前に必ず寸法を確認してください。 

2  カッターをツールホルダーに取り付ける際は、加工箇所に対する適切な突出し量で設定してください。
  (ツールと被削材、治具の干渉)

3  使用中にカッターが動かないように、ツールホルダーにしっかりと固定してください。

4  ツールホルダーに取付けた後、カッターの振れが0.01mm以下となっていることを確認してください。

5  点群データはカッターの先端で算出していますので、工具長補正はカッターの先端で
      設定してください。
(詳細は後述)

6  カッターの首部が干渉し折損する恐れがありますので、カッター挿入穴と交差穴の
  位置および穴径の累積誤差は極力小さくし、位置決めにご注意ください。



工具長補正の設定位置

XEBEC裏バリカッター用パスの点群データは、カッターの先端で算出しております。
XEBEC裏バリカッターの工具長補正は、下図のOKに示すようにカッターの先端で設定してください

カッター先端でない工具長補正でXEBEC裏バリカッター用パスを使用すると、カッター折損や機械事故の
原因となるためご注意ください。


 

スタートポイントについて

スタートポイントとは、XEBEC裏カッター用パスの点群データに従い、
カッターを正常に動作させる加工開始位置
のことです。

製品を加工するメインプログラムで、XEBEC裏バリカッターの軸中心および先端を、
あらかじめスタートポイントに位置決めし、その直後でXEBEC裏バリカッター用パスを指令してください。

穴タイプによって、スタートポイントは異なります。

マシニングセンタ用のスタートポイント例

穴タイプ B:直交交差穴 内径交差のスタートポイント
XY軸はカッター挿入穴の中心座標をスタートポイントとします。
Z軸は下図で示すように、交差穴φd1の半径分を上下方向にシフトさせた位置をスタートポイントとします。
*アブソリュート指令の点群データは各スタートポイントを加工原点として生成しております。
*XEBEC裏バリカッター用パスを指令する直前に、XYZ軸全てのスタートポイントに、カッターを位置決めしてください。


直交同心交差の場合 
 
 
●直交偏心交差の場合


 
上記は、穴タイプBのスタートポイントです。穴のタイプによってスタートポイントは異なります

穴のタイプ B:直行交差穴 外径、C:平面穴、D:斜め交差穴 外径、E:斜め交差穴 内径、
F:傾斜面穴、L・M:破れ交差穴のスタートポイントについては、CD内の取扱説明書(PDF)をご覧ください。 

複合旋盤用のスタートポイント例

穴タイプ BY:XZY軸旋盤用 直交交差穴 内径のスタートポイント
YZ軸は交差穴の中心座標をスタートポイントとします。
X軸は下図で示すように、端面穴φd1の半径分を上下方向にシフトさせた位置をスタートポイントとします。
*プログラム指令時はご使用される機械の指令方式(直径指令か半径指令)に合わせた指令値としてください。
*XEBEC裏バリカッター用パスを指令する直前に、XYZ軸すべてのスタートポイントへカッターを位置決めしてください。




穴タイプ BC :XZC軸旋盤用 直交交差穴 内径のスタートポイント
X軸は下図に示すように、XY座標平面の端面穴の中心座標をスタートポイントとします。
Z軸は下図で示すように、交差穴の中心座標にカッター先端を合わせた位置をスタートポイントとします。

また、C軸はバリ取り対象の端面穴の軸中心がX軸と平行かつX+領域に位相決めしてください。
*プログラム指令時はご使用される機械の指令方式(直径指令か半径指令)に合わせた指令値としてください。
*XZC軸用パスによる加工は、極座標補間モードを有効にしてください。
*XEBEC裏バリカッター用パスを指令する直前に、XZC軸すべてのスタートポイントへカッターを位置決めしてください。


上記は、穴タイプBYおよびBCのスタートポイントです。穴のタイプによってスタートポイントは異なります

穴のタイプ AY:XZY軸旋盤用 直行交差穴 外径、AC:XZC軸旋盤用 直交交差穴 外径の
スタートポイントについては、CD内の取扱説明書(PDF)をご覧ください。 


 

プログラム運用例

加工プログラムに、XEBEC裏バリカッター用パス(マシニングセンタ用(穴タイプB))の
インクレメンタル指令用点群データを組込む場合の、運用例を以下で説明します。
※制御装置はFANUCに準拠しております。プログラム内のGコードなどは、お客様所有の数値制御加工機に合わせてください。
【プログラム概要】

 

CD内のフォルダ構成と点群データ上部の情報について

CDの中に入っているパスのフォルダは階層で分けられており、それぞれの名称、内容は下図の通りです。


下図のように、XEBEC裏バリカッター用パス内の冒頭(点群データ上部)に、
バリ取り対象の穴の情報やパス情報を(  )でコメント挿入して提供いたします。

点群データをご使用される際や加工される際に、使用するXEBEC裏バリカッター用パスの点群データが、
使用目的に合っているかをご確認ください。

 
以下に挿入されるコメントの例を記載します。

マシニングセンタ用(軸直交・偏心交差穴)

 (INNER-1D20-2D10-T5.8-AR0-E5);  (EDGE BREAK AMOUNT 0.10);
 (UPPER EDGE);
 (INC) ;
 (DOWN CUT);

XZY軸旋盤用(直交・偏心交差穴)

 (INNER-1D20-2D10-T5.8-E5);  (EDGE BREAK AMOUNT 0.10);
 (DIAMETR);
 (UPPER EDGE);
 (INC) ;
 (DOWN CUT);

XZC軸旋盤用(直交交差穴)

 (INNER-1D20-2D10-T5.8-E0);  (EDGE BREAK AMOUNT 0.10);
 (DIAMETR);
 (UPPER EDGE);
 (INC);
 (DOWN CUT);



穴のタイプ C:平面穴、D・E:斜め交差穴 外径、E:斜め交差穴 内径、F:傾斜面穴、L・M:破れ交差穴
については、CD内の取扱説明書(PDF)をご覧ください。 


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