XEBECフロートホルダー  使用方法・加工条件設定方法

装着可能な装置

回転速度を制御できる装置に取り付けることができます。
マシニングセンタ・複合旋盤・ロボット・専用機だけでなく、ボール盤でもご使用いただけます。
*マシニングセンタ等で使用する場合、貫通穴付きプルボルト(センタスルー方式)では使用しないでください。
 ホルダ内部にクーラントが入ると、伸縮機能が動作しなくなる恐れがあります。
*立型マシニングセンタでご使用ください。横型の場合、荷重が低いと伸縮機能が作動しない場合があります。



使用にあたって

XEBECフロートホルダーに、 XEBECブラシ 表面用を装着し、シャンク固定ねじを締めてご使用いただけます。
 
ブラシをワークに押し付けることでXEBECフロートホルダー内のばねが縮み、ワークに荷重がかかります。
 

対象不可ワーク形状

基本的には、XEBECブラシ 表面用で加工可能なワークに対応しております。
ただし、ブラシが落下してしまうような断続加工や、突起物がある場合はご使用いただけません


 

コレットへの装着

ブラシとスリーブを組み立てたXEBECブラシ 表面用をXEBECフロートホルダーに取り付け、
コレットへ装着します。
装着時は、必ずシャンクを根元まで挿入してください。
 

使用時の注意点

XEBECフロートホルダー装着時は、ワークに対してブラシを垂直で降ろし、当ててください。
ワーク側面からブラシを当てますと、ブラシ突出し部分がワークに衝突し、ブラシ線材が破損する
恐れがあります

 

ツールのアプローチ方法

XEBECフロートホルダー装着時は、ワークに対して横から進入することができないため、以下のような方法で
ご使用ください。
 
1 ワーク上部より、無回転でブラシをワークに進入させてください。
2 設定値まで切込み、ばねを収縮させてください。
3 ばねが収縮した後、ブラシを回転させ、送りを開始してください。
4 加工終点でブラシの回転および送りを停止させてください。
5 ブラシをワーク上部へ戻してください。

 

ツールのアプローチ(ランディング)

加工開始・終了点のブラシ痕のぼかし、および加工開始・終了点の削り過ぎ防止を実現する
応用的な使用方法です。

1 ワーク上部より、回転させながらブラシをワークに進入してください。
2 回転させた状態で設定値まで切込み、ばねを収縮させながら送りを開始してください。
3 加工終了時は、ブラシを回転させながら上昇し、ワークより離してください。
 
 



FH-ST12-SL10

専用ブッシュ取付け

FH-ST12ーSL10はブッシュ未装着状態で、シャンク径φ10mmのS40M-SD10を取り付けることができます。
また、付属の専用ブッシュを取り付けることにより、シャンク径φ6mmのS06M・S15M-P、
Φ8mmのS25M・S40Mを装着できます。 

シャンク固定ねじ穴とブッシュの穴を合わせ、専用ブッシュを奥まで差し込み、シャンク固定ねじをセットしてください。

 

FH-ST12ーSL10 ばね交換方法

FH-ST12ーSL10は、加工品質に合わせてばねを交換し、切込み荷重を変えることができます。
購入時、ばねは標準荷重用が内蔵されています。
ばね種類 ばね荷重
ストローク0mm時 ストローク6mm時
内蔵 標準荷重用 約4.5N(0.45kgf) 約6.3N(0.63kgf)
付属 低荷重用 約1.5N(0.15kgf) 約3.3N(0.33kgf)
高荷重用 約7.2N(0.72kgf) 約10.5N(1.05kgf)
ばねの格納部位はφ10.5×25~19(6mm摺動)です。
よって、ばねはφ10で、25mm~19mmの範囲で問題なく使用できるばねであれば、交換可能です。

また、同梱されている高荷重用ばね(0.72~1.05kgf)よりさらに高荷重の、
最大荷重ばね(1.52~3.34kgf)の取り扱いもございます。お問い合わせください。

1 C形止め輪2を外します。
*C形止め輸の取り外し、取り付けの際はスナップリングプライヤー軸用(C形止め輪サイズ20mm)をご使用ください。


 
2 鋼球押さえリングを外し、本体内に入っている鋼球を取り出します。(2箇所)。
*鋼球は小さく紛失しやすいため、取り外す時はご注意ください。


 
3 ツール保持部を本体より抜きとりばねを交換し、描動部(ツール保持部)に薄くグリスを塗り
本体へ戻します。
*ツール保持部を本体に戻す際は、ツール保持部の舟形溝とフロートホルダー本体の鋼球用穴を合わせてください。
*又、ツール保持部表面及び舟形溝内にゴミ等の付着のないことを確認してください。
*当社推奨グリス:リチウム石けんグリス(NLGI番号2)


 
4 鋼球を入れ(2箇所) 、鋼球押さえリングを取り付け、C形止め輪2をC形止め輪2用溝にはめてください。
*鋼球は弊社指定のものを使用してください。指定以外のものを使用すると、動作不良、ツール破損の恐れがあり危険です。
 
5 ばね交換後ツール保持部底面を指で押し、ツール保持部が6mmスライドすることを確認してください。

 

FH-ST20

FH-ST20 とφ60mmブラシの取り付け例

FH-ST20 専用ブッシュ取り付け

シャンク固定ねじ穴とブッシュの穴を合わせ、専用ブッシュを奥まで差し込み、シャンク固定ねじをセットしてください。

FH-ST20-60は、シャンク径φ12mmの「XEBECブラシ 表面用」Φ60mmを取りつけることができます。
FH-ST20-100は、シャンク径φ16mmの「XEBECブラシ 表面用」Φ100mmを取りつけることができます。

FH-ST20 ばね圧調整方法

  ばね荷重 荷重調整ねじの位置
ストローク0mm時 ストローク6mm時
ばね圧最小 約2N(0.2kgf) 約6N(0.6kgf) 荷重調ねじ2が軸端部にある時
ばね圧最大 約6N(0.6kgf) 約10N(1.0kgf) 荷重調整ねじ2が軸奥にある時
*購入時、ばね圧は最小に設定されています。

ばね圧最小時(購入時)

調整ねじ位置①は、荷重調整ねじ2を緩め、荷重調整ねじ1をエンドまで締め込んだ後、
ねじ2を締め込みロックした位置 になります。

ばね圧最大時

1 荷重調整ねじ1を緩めます。
2 荷重調整ねじ2を締めこみます。    
3 荷重調整ねじ1を締めこみます。 

調整ねじ位置②は、荷重調整ねじ1を緩め、荷重調整ねじ2をエンドまで締め込んだ後、
ねじ1を締め込みロックした位置です。


 

FH-BT30・FH-BT40

FH-BT30・FH-BT40とφ25mmブラシの取り付け例

FH-BT30・FH-BT40のばね圧調整方法

 
  ばね荷重
ストローク0mm時 ストローク6mm時
ばね圧最小 約2N(0.2kgf) 約6N(0.6kgf)
ばね圧最大 約6N(0.6kgf) 約10N(1.0kgf)
*購入時、ばね圧は最小に設定されています。


1 先端側より、六角レンチ(3mm)で、ロックボルトをゆるめてください。

2 六角レンチ(5mm)で調整ボルトを移動させ、ばね圧を調整します。
 

 

ばね圧最小時(購入時)

調整ボルトを時計方向に締め切った状態がばね圧最小となります。出荷時はこのばね圧最小に
設定されています。

ばね圧最大時

調整ボルトを反時計方向に回すとばね圧が強くなります。時計方向に締め切った状態から、反時計回りに
6回転の位置がばね圧最大です。
 
6回転以上回されると、ばねが密着し、フロート機能が使えませんので、ご注意ください。


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