XEBEC自動調整スリーブ  使用方法(φ6 ・ φ15)

装着可能な装置

XEBEC自動調整スリーブを定位置停止できる装置に取り付けることができます。



突出し量について

1回の動作で0.05mm~1mmの突出し量を設定できます。補正量は0.05mm単位で任意に調整可能です。
 
摩耗量に応じて事前にプログラムした設定分だけ突出しが補正されます。


 

使用方法

セッティング

主軸取付け時の注意

主軸に取付ける際には、主軸オリエンテーション保持状態でサイドギヤがラックギヤ側を向くように取付けてください。
 
*上記セッティング完了後にダイヤルゲージを使用して、サイドギヤ背面のDカットの通りが、スライド軸と平行であることを確認してください。
    走り制度の上限値を超えた状態で使用すると、ラックギヤを通過する際、ラックギヤに干渉しラックギヤ・本体・機械を破損する
    恐れがあります。

ラックギア取り付け(六角支柱を使用する場合)

ラックギヤ取付け位置

治具などの干渉物から 下図に示す動作領域(ツール干渉領域)を確保できる位置に取付けてください。

*支柱はスライドテーブルにトルクレンチ等を使用し、トルク40N・mで、ラックギヤは支柱にトルク15N・mでしっかりと固定してください。
しっかり固定できていないと本体がラックギヤを通過する際、負荷によりラックがずれ、本体または機械を破損する恐れがあります。

ラックギヤ取付け精度

下図に示すようにラックギヤの長手方向とスライド軸との傾きが0.1mm以下となるよう取付けてください。
*ラックギヤの向きが誤っていたり、傾きが0.1mmを超えていると本体がラックギヤに干渉し、本体または機械を破損する恐れがあります。

作業手順

1 ギヤ同士が噛み合う方向であるか必す確認してください。
2 ラックギヤとサイドギヤの位置、高さを合わせてください。
3 自動調整スリーブをA→B→C→Dの順で移動させてください。
 

 
4 Bの通過距離を調整することで突出し量を任意に設定できます。
 ※ラックギヤ通過時の上限送り速度 F=10000mm/min

 

ブラシ摩耗量の把握と突出し量調整サイクルの決定

加工数量または加工長ごとにブラシ磨耗量を把握し、必要頻度でブラシの突出し量が調整されるように
マクロプログラムを設定・実行し、突出し量を補正します。

加工数量による決定

例) アルミ部品Aのバリ取り加工  加工全長200mm
 
【前提】 
1ワーク加工毎 → ブラシ2μmの摩耗
100ワーク加工時(=加工長20,000mm)⇒ブラシ0.2mm摩耗
 
【調整サイクル】
100ワーク加工毎に0.2mm分のラック通過動作をプログラムし、ブラシ長を自動補正する。

 

加工長による決定

鋳鉄部品Bの研磨・エッジ仕上げ加工 加工帳1,500mm
 
【前提】
1ワーク加工毎⇒ブラシが50μmの摩耗
 
【調整サイクル】
加工長1500mm(=1ワーク加工)毎に50μm(0.05mm)のラック通過動作をプログラムし、ブラシ摩耗分を自動補正する。
 

スリーブ移動量とブラシ突出し量の関係

 
スリーブ移動量 突出し量   スリーブ移動量 突出し量
3.142 0.05   34.557 0.55
6.283 0.10   37.698 0.60
9.425 0.15   40.840 0.65
12.566 0.20   43.981 0.70
15.708 0.25   47.123 0.75
18.849 0.30   50.264 0.80
21.991 0.35   53.406 0.85
25.132 0.40   56.547 0.90
28.274 0.45   59.689 0.95
31.415 0.50   62.830 1.0



ブラシの取付け(XP-AUT06M)

1 下図のように六角レンチで、初期のブラシ突出し位置になるように調整します。
 
2 ブラシをブラシホルダに押込みながら、ブラシ固定ねじ(M2.6 x2本)を偏り防止(振れ防止)のために
 必ず両側を交互にまた均等に締めこみ、最後にトルクレンチ等を使用し、トルク0.7N・mで締めます。
 このとき、ブラシの振れ防止のため、ブラシ端面とブラシホルダ内端面に隙間が空かないようにしてください。
※XP-AUT06Mはブラシをブラシホルダに取り付けた後、六角レンチによる突出し調整はできませんので、先端ブラシを取り外し、
    再度調整願います。


ブラシ交換(XP-AUT15M)

1 ブラシ取付けねじを2箇所外します。
2 ブラシをブラシホルダから取り外します。
3 下図のように前進したブラシ取付け固定部を引き込み任意の位置に合わせます。
4 取付け方法につきましては、「ブラシの取付け方法(XP-AUT06M)」をご確認ください。


 

ブラシの取付け(XP-AUT15M)

1 ブラシのねじ穴とブラシホルダのねじ穴を合わせます。
  ブラシホルダのねじ穴がずれている場合は、ブラシホルダを回転させてねじ穴を合わせます。

2 ブラシをブラシホルダに押込みながら、ブラシ固定ねじ(M3 x2本)を偏り防止(振れ防止)のために
  必ず両側を交互にまた均等に締めこみ、最後にトルクレンチ等を使用し、トルク1.6N・mで締めます。
このとき、ブラシの振れ防止のため、ブラシ端面とブラシホルダ内端面に隙間が空かないようにしてください。

 

ブラシの突き出し量の調整(XP-AUT15M)

1 ロッド先端の六角レンチ対応座グリに、六角レンチを差し込み、任意の突出しに調整してください。

 

ブラシ交換(XP-AUT15M)

1 ブラシ取付けねじを2箇所外します。
2 ブラシをブラシホルダから取り外します。
3 ブラシホルダの片方のねじ穴に回り止めとしてねじを通し、ねじが落ちないように注意しながら
        六角レンチでスクリューロッドを回して、任意の位置へ引き込みます。
4 取付け方法につきましては、「ブラシの取付け方法(XP-AUT15M)」をご確認ください。


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